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グアム遠征① ~咲いてハイビスカス~







Cowper『それで…話というのは…?』

きゃりー『……。』













きゃりー『アメリカに行こうと思っています。』










きゃりーの
ナンパDEグッドリズム
グアム遠征編はじまるよーん\(^o^)/















ピンポンパンポーン

『ユナイテッド航空よりお知らせ致します。258便にご搭乗予定のきゃりー様・Cowper様。出発のお時間が迫っております。ご搭乗口までお急ぎ下さい。』




慌てて空港に駆けつけたCowperと、まだ余裕やろと悠長にゴハンを食べていたきゃりー。
二人はろくに挨拶もしないまま、キャリーバックを転がして飛行機に飛び乗った。




Cowper『搭乗口から勝負は始まってるはずだったのになw』

きゃりー『そだなwまぁ大丈夫っしょ!』




ようやく二人は拳を合わせて、お互いの健闘を誓った。













遠征先:グアム
宿泊先:ホテル アウトリガー
日程:2泊3日。活動できるのは丸2日間。





グアムに降り立つと、すぐにムアっとした熱気が身体を包んだ。
3月と言ってもまだ肌寒い日本からおよそ3時間半で着く常夏に、僕らは期待と股間を膨らませた。

グアムの飲食店やクラブは夜中の2時に閉店し、街が死ぬ。
僕らがホテルに荷物を置いたときは悠にその時間を越えていたので、はやる気持ちを抑えてその日は就寝した。

今回宿泊したのはグアムでも最上級にランク付けされているホテル。
DFSの正面にあり、背中にはグアムの青いビーチが広がる。
浅い眠りから目覚めた僕らは、入念にヘアスタイルをセットしながら作戦を立てた。



Cowper『やっぱり昼間はバンゲ中心になるんかなー。んで食い付きのいい順に夕方から3アポくらい入れたいよな。』



Cowperとは昨年開催した帰れま100で知り合った。
当時はナンパに関してはまったくの初心者だったが、頭が良く判断の早い彼が関西ナンパクラスタで頭角を現すのに時間は掛からなかった。

『asapenさんやチームPUAみたいなゲームがしたい』
当時からそう語っていたCowper。
きゃりーのウイングとして、これ以上ない心強いパートナーだ。




キャリペン『それで行こう、カウチャ。』

Cowper『ケチャみたいに言うなww』






ホテルの部屋の冷蔵庫にシャンパンを入れ、二人は街に飛び出した。






きゃりー『あ、そうだ。ちょっと恥ずかしいけどアレ一回言ってみたかったんだよね。』

Cowper『あぁ、アレ?笑』






『さぁ、ゲームの始まりだ!』














《1日目》

きゃりーは初めてのグアム。
2年前に1度来たことがあるCowperにおおよその地形と街並みを案内してもらう。
一言で言うと、グアムは狭い。
そしてメインストリートですれ違う人の半数以上が日本人だ。
団体やファミリーも多いが、間違いなく2人組のターゲットはいる。
僕らはさっそくABCストアの中で2人組を見つけた。







①バナナJD


きゃりー『ちょwwグアムまで来てバナナ食べるん?w』

JD1『…。』



ガ、ガンシカ…(´Д` )
でもここはグアムだぜ…!!










きゃりー『なぁ、友達にバナナ買うん?って話し掛けたら無視されたんやけどwwグアムなのに無視ww』

JD2『www』

JD1『ちがっww独り言かなってww』

きゃりー『グアムまで来てわざわざバナナに話し掛けるわけないやろ!笑』



踏み込むと、あっさりオープンした。
Cowperも入り、4人でなごむ。





【今回の設定】
・今回はゴルフがメインの旅行。
・ゴルフは明日だから、今日はヒマで男二人で居てもつまらないから声を掛けた。





きゃりー『だから、ちょっとお茶でも飲もう。アウトリガーのロビーのカフェ、めっちゃ雰囲気良いんだけど男2人だと行きづらいやん?』

JD1『えー、でもこの後予定があるから無理だよぉ。』



粘ったが、崩せず。



Cowper『じゃあLINEだけ交換しよ?夜一緒にゴハン食べようよ。』

JD1『いいけど、うちのホテルWi-Fiつながらないんだよねぇ~』


Wi-Fiが繋がらない??
断り文句かと思ったが、その後他の二人組からも同じようなことを聞いた。
厳密に言うと、例え繋がる場所があっても海外に来てまでケータイに依存していないようだった。

当然死番になったこの案件。
僕らが考えていた『昼間はバンゲ・夜に勝負』というやり方が死んだ瞬間だった。













②グアムの天使


ガイドブックを広げる二人組みに声掛け。


きゃりー『あ、昼メシ悩んでる??任せろって。』

天使『え??』



振り向いた彼女は、まるでグアムに咲いた一輪の花。
お嬢様系のキュートな装いで、大きな目をパチクリさせた彼女。
…果たしてここが大阪なら振り向いてくれただろうか?


Cowper『アウトリガーのカフェおしゃれだし、行こうよ!』

グアムに来て初めて連れ出しが決まった。














開放感のあるオープンテラス。
4人でのトークが始まる。
天使ちゃんはCowperが担当し、
きゃりーの隣にはピグモンがいた。

グアムならではの開放感なのか、4人の距離はどんどん縮まった。

しかし早い段階で僕らは気付いていた。
『これは即れない案件』
放流し、ストリートに戻る。










③強め系セレブコンビ


Cowper『あれはどう?』

Cowperの視線の先に居たギャルを見た瞬間、きゃりーは少しためらった。

ヘソを出し、威嚇するようなファッション。確かにスト高ではあるが、いわゆる『ガンシカされそうな案件』

…けどここはグアムだ。
とりあえず行ってみよう。




Cowper『アーユーグアム人?』

ヘソ出し『ちょwwノー!ジャパニーズww』



…めっちゃノリ良いやんけ(´Д` )
僕らはその2人組をガンガン笑わせ、夜クラブでの再会を約束した。




3組アプローチしてだいたいわかった。

・オープンは簡単。ガンシカはほぼ無い。
・バンゲはできるが、する意味もない。信頼関係構築の効果は多少あるかも。
・『この後予定あるグダ、買い物したいグダ』これが敵。


やるべきことはホテルのカフェ連れ出しからのセパレート。
次のターゲットはすぐ見つかった。












④ショップ店員コンビ



きゃりー『はい!すしざんまい\(^o^)/』








ハイビスカス子『びっくりしたww』

グラサン子『すしざんまいwww』



きゃりー『いやー、そろそろ日本食が恋しい頃かなと思って。』






グアムでも間違いなく上玉のこの2人。
僕らはホテルのカフェに連れ出すことに成功した。

カフェの席に着く頃には完全に2人をセパレートし、お互いの空間を創り上げていた。




きゃりー『席取られないように順番にドリンク頼みに行こうか。ハイビスカス子おいで。ほら、腕くらい組めよ。』

ハイビスカス子『え~?笑』




照れながらもきゃりーに腕を絡めるハイビスカス子。


彼女は可愛い。
出会ったのが大阪なら、準即狙いにしていたかもしれない。

しかしここはグアムだ。
本当の一期一会がここにはある。

ここまで10分程だが、きゃりーは手応えを感じていた。








…仕掛ける…か…?







きゃりー『さっきその辺にサングラス置いといたらパクられて。』

ハイビ子『えー!?そうなのー!?』

きゃりー『部屋に予備のサングラスあるから、一緒に取り行こう?あいつらもいい感じやから放っておいても大丈夫やろ。』

ハイビ子『えー、でも…』

きゃりー『まぁ、俺らの方がイイ感じやけどな!』

ハイビ子『笑。』

きゃりー『あと部屋から見るビーチ、めっちゃキレイやで。よし、行くぞ!』

ハイビ子『え~!?』







開始15分で部屋連れ出し成功。
ただCowperには言ってないし、グラサン子がいつグダり出すかわからない。










きゃりー『サングラスは…っと。あった!似合うやろ?コレ。』

ハイビ子『似合う似合う笑』

きゃりー『ベランダ出ようか。めっちゃキレイやで。』














ハイビ子『ほんとだー!!めっちゃキレイ!!』

きゃりー『いいでしょ、コレ。開放的な空間に、隣にはめっちゃタイプの美女がいて…幸せだなぁ。』

ハイビ子『うん、幸せですね。』

きゃりー『こっち来て目ぇ閉じれば?』

ハイビ子『嫌…恥ずかしいもん。』

きゃりー『ぜーんぶ、グアムのせいにすりゃいいよ。』








きゃりーはハイビスカス子の腕を引っ張った。


そして僕たちはキスをした。
…吹き抜ける風が気持ち良かった。













部屋に戻り、ハイビスカス子を押し倒す。
首から下りて胸元を舐めると、日焼け止めの味がした。




ハイビ子『ダメ…早くも戻らなきゃ…あん!』




きゃりーはハイビスカス柄のワンピースをまくり上げ、恥部に手を伸ばした。

小さな水たまりが、どんどん大きくなるのがわかる。
彼女は一度果て、うるんだ瞳でキスを求めてきた。




そして攻守交代。
きゃりーはハイビ子の頭についている髪飾りが揺れるのをボーっと眺めた。






きゃりー『そろそろ挿れるよ。』

ハイビ子『…。』








半分空いた窓から
心地よい風が流れてくる。



青い空
青い海
そして髪飾りを付けた、ハイビスカスのワンピースを着た彼女。






南国グッドリズム\(^o^)/
グーッドウィドウム!!
















慌てて着替えて戻ろうとすると、Cowperとグラサン子がエレベーターホールまで来ていた。

…本当に紙一重だった。












結果が出て胸を撫で下ろすきゃりー。
この時はまだ、この日3即するとは思ってもいなかった。






…To be continued.







ナンパしてる映像はこちら










Date: 2014.03.23
Category: ☆サラリーマンの婚活ナンパ☆
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プロフィール

きゃりー

Author:きゃりー
全米が抜いた…!?短小・早漏・中折れと三拍子揃った逆三冠王が繰り広げるラブ・コメディ。「きゃりーのナンパDEグッドリズム」絶賛放映中\(^o^)/

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